五十肩・四十肩
五十肩・四十肩とは?|まちの樹鍼灸整骨院
五十肩・四十肩は症状の名前で、一定年齢以上の方に起こる肩の痛みや動きの制限があるものをいいます。正式には肩関節周囲炎という肩関節の周囲の腱、靭帯、関節包等に起こる炎症のことです。
炎症による痛みのため、炎症の痛みと腫れ・コラーゲン組織の巻き付きで可動域の制限が起こります。
以前は腱板損傷や石灰沈着性腱板炎なども含めた肩の痛みなどの症状全てを指していましたが、最近ではレントゲンやMRIで判別できる原因の明らかなものは五十肩・四十肩に含めなくなりました。
原因の明らかなものは五十肩・四十肩とは言わなくなったので、「肩に痛みや運動の制限がある」「年齢が40歳以降」「明らかな原因がない」の3点を満たすものを五十肩・四十肩といいます。
五十肩・四十肩の原因とは?|まちの樹鍼灸整骨院
五十肩・四十肩がなぜ原因不明かというと、肩関節は全方向に動く数少ない関節なので原因の特定が難しいためです。肩の動きに関係する筋肉だけでも約20個あり、制御・補助の役割がある靭帯や周りの保護をする関節包など細かく複雑な構造になっています。
単純なものとして加齢や運動不足、姿勢が悪いと筋肉が硬くなります。その状態で筋肉の酷使、腱板炎、関節の無理な捻りをすると、関節包炎などが起こる場合です。
いずれも激しい運動ではなく日常のちょっとした事や、いつも通りの動きでも少し体勢が悪かっただけでも起こるので痛めた本人もその時は気が付かない事がほとんどです。
原因不明のもう一つの理由として、レントゲンでは筋肉や靭帯などの異常が映らないのでどこに原因があるのか特定が難しいためです。なので、一般的な治療として、湿布と痛み止めの薬を処方されます。場合によっては痛みがある関節にヒアルロン酸や非ステロイド性抗炎症薬の注射をします。
五十肩・四十肩を治すには?|まちの樹鍼灸整骨院
五十肩・四十肩は一般的に発症してから約2週間の痛みが最も強い急性期(炎症期)になります。関節の可動域制限が出てくる約6ヵ月間の慢性期(拘縮期)を経て、回復期に入り治っていきます。
急性期には多くの場合安静にしていても痛みがあり、特に夜寝ていたら痛みが悪化する夜間痛が特徴的です。肩関節を動かすと痛みがあるので、関節の可動域が制限されて徐々に関節が固まり拘縮が出てきます。
慢性期になれば痛みが少しずつ軽くなりますが、まだ動かすと痛みがあり拘縮も進行し、節の可動域は制限されたままなので、日常生活に不便を感じることがほとんどです。
そこから回復期になり痛みも徐々になくなっていき、関節の可動域を広げるように動かしていけば少しずつ可動域も元に戻っていきます。
五十肩・四十肩は約一年で自然に治るとも言われますが、初期から適切な治療をしていかないと症状を長引かせたり、悪化させることにもなり、その後何年も治らない人もいます。長い方で約7年かかるというデータもあります。初期から適切に治療をすることで急性期・慢性期の痛みを和らげ、可動域制限を残さないようにできます。また治る期間を短くすることも出来ます。
当院の五十肩・四十肩改善方法|まちの樹鍼灸整骨院
柳井市のまちの樹鍼灸整骨院・整体院では、まず痛めている場所を正確に把握し、
しっかりと問診や視診、触診を総合的に行い、状態や治療計画を分かりやすくお伝えします。
治療では関節に負担のかかる姿勢の悪さを改善する「筋膜リリース」で、筋肉や筋膜の状態を整え、肩の動きがスムーズになるように肩甲骨や骨盤のバランスを整えるストレッチやモビライゼーションを個人に合わせてオーダーメイドで治療をしてきます。
部分的には炎症が強い急性期には炎症が早く治まるように超音波などの物理療法を使います。
慢性期から回復期になっていく時は、可動域制限が少なくなるようにしっかりと筋肉を緩めて関節の動きをスムーズにします。必要に応じて正しい運動の方法なども指導させていただきます。
五十肩・四十肩でお悩みの方は、柳井市のまちの樹鍼灸整骨院・整体院にご相談ください。

執筆者:柔道整復師
院長 崎山光洋
柳井市 まちの樹鍼灸整骨院・整体院 院長の崎山光洋と申します。
みなさまに安心していただけるよう、「分かりやすく・丁寧」に症状・身体の状態・施術方法のご説明をさせていただきながら施術させていただきます。