耳鳴り
- ピーという耳鳴りが断続する
- 耳鳴りの原因が病院でも分からない
- 薬での効果が一時的
- 耳鳴りを改善したい
耳鳴りとは|柳井市まちの樹鍼灸整骨院・整体院
音は空気の振動で、振動が空気から耳へ伝わり-外耳から鼓膜-中耳を通って-内耳に伝わります。
ここで、内耳の蝸牛の中の有毛細胞によって電気信号に変換され、聴神経から脳の「皮質下」に伝わります。
皮質下では音の選別をして大脳皮質にある聴覚野に伝えられて意味のある「音」という情報を認識します。
耳鳴りとは周囲に明らかな音源がないにもかかわらず、耳の中で音を感じる状態です。
耳鳴りは特定の病気の名前ではなく症状の一つです。
非常によくみられる症状の一つで、程度の差はありますが、世界人口の約15~20%の人が経験したことがあると言われ、健康な人にもみられます。
一般的に、65歳以上では聴力の低下とともに耳鳴りが増えます。65歳以上の30%以上は耳鳴りの症状で苦痛を感じているといわれています。
しかし、耳鳴りをどう感じるかには大きな個人差があり、その症状にひどく悩まされる人もいれば、ほとんど気にならないと感じる人もいます。
耳鳴りを起こす患者さんのうち、9割以上に難聴があるとわかっています。
難聴を伴う耳鳴りはまず、聴力が低下して脳が情報を補うために音に対して過敏になり過度に反応して、電気信号を増幅させます。
この反応が、音が鳴っていない時にも起こるようになり、「音が鳴っている」と認識してしまうのです。
耳鳴りの種類|柳井市まちの樹鍼灸整骨院・整体院
ひと言で耳鳴りといっても、大きく2種類に分けられます。
- ・自覚的耳鳴
圧倒的によくみられるタイプで本人だけが音を感じる耳鳴りです。通常、耳鳴りと
いうと自覚的耳鳴のことを指します。自覚的耳鳴は、患者さんの体内や周りに音源
はありません。
自覚的耳鳴の多くは、内耳の蝸牛(音の振動刺激を聴神経へ伝える)や、脳の中の
聴覚中枢の感覚器や神経の障害により引き起こされることがあります。 - ・他覚的耳鳴
非常に稀で、本人の体内に音源がある耳鳴りです。これは耳の周囲の構造から出る
実際の雑音で、注意して聞くと本人だけではなく第三者も音を聞き取ることができ
ます。
耳鳴りの原因|柳井市まちの樹鍼灸整骨院・整体院
自覚的耳鳴
耳に関連する病気の75%以上が症状として耳鳴りを含み、難聴がある人には原因に関係なく耳鳴りが発生します。
一般的な原因として
大きな騒音や爆発を耳にしての損傷(音響外傷:鼓膜など)
加齢(老人性難聴)
耳に損傷を与える特定の薬の副作用(聴器毒性のある薬剤)
メニエール病
ストレス
高血圧
病気や異物による外耳の閉塞
他覚的耳鳴
他覚的耳鳴は多くは耳の近くの血管から出る雑音です。その場合、脈拍毎に音が出ます(拍動性)。
原因として
頸動脈または内頸静脈を通る血流の障害
血管が豊富な特定の中耳の腫瘍
脳を覆う膜の血管の奇形
硬口蓋や中耳の筋肉のケイレン
警戒すべき徴候がみられる人は、直ちに医師の診察を受ける必要があります。
警戒すべき徴候がなく耳鳴りが最近現れた場合は必ずしも医師による評価が必要ではありま
せん。
警戒すべき徴候
- ・片耳だけに生じる耳鳴り
- ・難聴以外の神経症状
特にバランス維持や歩行の困難
回転性めまい
ものが見えにくい
発話しにくい
飲み込みにくい
話しにくいなど
耳鳴りの治療|柳井市まちの樹鍼灸整骨院・整体院
耳鳴りの症状は
- ①耳鳴りがある
- ②耳鳴りを意識する
- ③耳鳴りをつらいと思う
という3段階あり治療は段階に応じたものをする必要があります。
初期
確実ではありませんが、人によっては薬が効果があるので試す価値はあります。
耳鳴りは大半が難聴を伴い、次第に脳の音に対する感度が高くなりすぎて起こるものと考えられているので早期から補聴器を使い音を十分に拾うことで脳の感度を高くしない様に抑えます。
運動や整体で全身、特に頭部の血流を良くすることで栄養や酸素を十分に届け耳の機能の改善を促進します。
さらにストレスの軽減にもなり副作用はないので非常に効果的です。
- 薬物療法
- 補聴器(音響)療法
- 運動療法
- 整体
中期
TRT療法はカウンセリングと耳鳴治療器、または補聴器を使って耳鳴りを意識しないもしくは不快に感じないように順応する治療法です。
薬物療法は長く続くと薬によっては依存性があるので服用は医師との相談の上でする必要があります。
運動療法や整体などは副作用がなくストレス軽減にもなり全身の状態も改善するため積極的にすべき治療法です。
- ・TRT療法(耳鳴順応療法)
- ・薬物療法
- ・運動療法
- ・整体
慢性期
音に対する脳の感度が高くなっているため耳鳴りに対する理解を深め、不安を取り除き、上手につきあうことを目的として心理療法や認知行動療法を行います。
運動療法や整体はどの時期でもした方良い治療法ですが、早期の改善を求めず少し長い目で見て治療を行っていく必要があります。
- ・心理療法
- ・認知行動療法
- ・運動療法
- ・整体
柳井市でめまいでお悩みの方は、柳井市まちの樹鍼灸整骨院・整体院・整体院にお気軽にご相談ください。

執筆者:柔道整復師
院長 崎山光洋(施術家歴 20年)
柳井市まちの樹鍼灸整骨院・整体院 院長の崎山光洋と申します。
みなさまに安心していただけるよう、「分かりやすく・丁寧」に症状・身体の状態・施術方法のご説明をさせていただきながら施術させていただきます。