めまいについて｜柳井市まちの樹鍼灸整骨院・整体院

めまいは自分自身や周囲が動いていないにも関わらず、周りが動いているような違和感を感じ、平衡感覚を失った不快な状態の事です。

私たちは普段、目や耳、全身の関節・筋肉のセンサーからの情報を脳で調整する事で身体の平衡(バランス)を保っています。

この中のどれか、もしくは複数に異常が起こることでめまいという症状が現れます。

めまいは原因によって、脳の障害による「中枢性めまい」、耳や神経の障害による「末梢性めまい」に分けられます。「末梢性めまい」はさらに内耳が原因の「前庭性めまい」とその他の原因によるめまいは「非前庭性めまい」に分類されます。

割合として約6割は耳が原因、1割弱は脳が原因、残り3～4割がそれ以外のものと考えられます。

ホルモンバランスの乱れによる自律神経の乱れやストレスも原因になり、加齢などによる感覚や内分泌機能低下も関係があると言われています。

• ・中枢性めまい
  　小脳・脳幹梗塞または出血、椎骨脳底動脈循環不全症、聴神経腫瘍など
• ・末梢性前庭性めまい
  　良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎、外リンパ瘻、突発性難聴に伴うめまいなど
• ・その他のめまい
  　高血圧、起立性低血圧、不整脈、過換気症候群、貧血、糖尿病、甲状腺機能低下症、VDT症候群（パソコン・スマホなどの作業）、薬剤性めまい、過労、ストレス、睡眠不足、発熱など

また慢性期のめまいの場合は、精密検査を行っても、異常が確認できず原因がはっきりしないことが多くみられます。

めまいの感じ方も原因や個人によって違いがあります。

• ・回転性めまい
  「目が回る」「天井がグルグル回る」などと表現されるめまいで自分の身体または地面が回転しているかのような感覚です。激しい吐き気を感じることがあり、体のバランスを失って倒れることもあります。
  三半規管、前庭神経、脳幹の異常など前庭神経核より末梢の障害で生じますが大抵は耳の障害であらわれます。
  簡単に言えば耳や脳神経（脳の外側）の病気が原因と考えられます。
• ・浮動性めまい
  身体が「フワフワ浮いている」、「ユラユラ揺れている」ような感じのめまいで、よろめくような非回転性のふらつくような感覚です。回転性めまいの回復期、脳腫瘍や脳梗塞、脳血栓や脳出血といった脳血管障害など、脳に原因があるもの、小脳の異常、高血圧など。大抵は中枢神経や高血圧でおこります。
• ・立ちくらみ（失神）
  「目の前が真っ暗になった」などと表現されることもあるめまいで、頭から血の気が引いていくような感覚を覚えます。意識が遠くなる感覚もあり実際に失神に至ることもあります。
  起立性調節障害や不整脈などの原因が考えられ代表的な症状でありますが血管迷走神経反射、アダムス・ストークス症候群、器質的心疾患・大血管疾患でもみられます。
• ・平衡機能（バランス）障害（全身性）
  立ち上がったり起き上がったりした時に、身体が傾いてしまう感覚。反射系と中枢神経系の連携障害、体平衡感覚系の異常によって起こります。

詳しく問診することによって上記4つにめまいを分類することで原因をある程度絞り込むことが可能です。

めまいを起こす原因は大きく分けて神経系、循環器系、全身性の3つがあり、回転性では神経系に原因があり、失神では循環器系、浮動性では神経系と循環器系両方の可能性があります。

薬の副作用などで生じるめまいの場合は全身性です。

どのタイプのめまいかが分かれば、原因疾患の特定や治療がしやすくなりますが、原因がなかなか特定できない場合が3～4割と多く、まず対症療法が行われます。

一般的に安静を保ち、吐き気がひどい場合は制吐剤など、医師の判断により症状に合わせ筋弛緩薬や安定剤などが処方されます。

必要に応じて鎮痛剤、睡眠薬などが処方されることもあります。

3～4割の原因の特定できないめまいは運動療法や整体で改善することがあります。

めまいはストレスや寝不足、疲労なども原因の一つと言われています。

三半規管はストレスに弱く、何か心配事がある、疲れがたまる、寝不足があったりすると過敏に反応することがあります。

中でもメニエール病は、精神的・肉体的疲労、ストレス、睡眠不足などの状態の人に起こりやすい傾向があると言われています。

季節の変わり目による自律神経の変化もストレスの原因になり、めまいが起きやすくなります。

栄養バランスのとれた食事をとり、適度に運動やストレッチなどを行い、気分転換をして、睡眠を十分にとるなどし、規則正しい生活を心がけることでめまいをある程度予防することができます。

めまいでお悩みの方は、柳井市まちの樹鍼灸整骨院・整体院にお気軽にご相談ください。